結婚式で振袖レンタルを活用する際のマナー〜参列時の立ち振る舞い

レンタルで結婚式に参列する際は、美しい着こなしだけでなく、適切な所作も求められます。ここでは、フォーマルな場での振る舞い方について、具体的に解説します。

結婚式場での基本的な所作

お辞儀は、通常の着物以上に気を配る必要があります。腰から丁寧に折り曲げ、袖が床につかないよう注意します。特に、新郎新婦や両家の親御様への挨拶の際は、より丁寧なお辞儀が求められます。

また、椅子への着席も作法があります。振袖の後ろを軽く持ち上げながら、静かに腰を下ろします。着座中も、シワや乱れに気を配ることが大切です。特にチャペルでの式の際は、長時間の着席となるため、事前に振袖の位置を整えておくことが重要です。

会場内での動き方

レンタルでの振袖姿の歩き方は、小幅で上品な歩調を心がけます。特に、式場内での移動の際は、他の参列者に振袖が触れないよう、適度な距離を保つことも重要です。階段の上り下りは、片手で軽く裾を持ち上げ、慎重に一段ずつ進みます。

エレベーターの乗り降りも注意が必要です。振袖の裾が扉に挟まれないよう、裾を少し持ち上げながら乗り降りします。また、回転ドアの利用は極力避け、通常のドアを使用することをお勧めします。

食事会でのマナー

披露宴での食事の際は、振袖の袖が邪魔にならないよう、適切な位置に収めることが重要です。袖を椅子の背もたれに掛けたり、テーブルに巻き込んだりしないよう注意が必要です。

また、トイレなどで席を立つ際は、周囲の方に振袖が触れないよう、慎重に移動します。特に、テーブルクロスに振袖が引っかからないよう、十分な注意が必要です。